10月全校集会講話から(抜粋)
おはようございます。秋が深まってきています。皆さんにとっての「秋」は、どんな秋ですか?
さて、先日、今年度のノーベル物理学賞の発表があり、真鍋淑郎先生が受賞されました。受賞の理由は、物理法則に基づいて、地球の気候をコンピュータでシミュレーションする「気候モデル」の研究を開拓したというものでした。まさに、今地球温暖化に対して本格的に対策を打たなければならなくなった時代において、人類にとって大きな示唆を与えてくれている研究です。
受賞に当たって、真鍋先生は、“好奇心が研究の原動力”とコメントされています。これは、過去のインタビューで、「人が合点したことでも『待てよ』と、くどいほど考え続けることが自分なんだ」とお話をされていました。わかったふりをするのではなくて、人から聞いた話でも「なるほどね」ではなくて、そこから掘り下げて、調べていくことが大事なんだと話されたことと重なります。
みなさんも、是非、好奇心を持って、日常生活の現象を見てください。そして、これは、なぜこうなんだろうと思ったら、どんどん調べてみてください。きっと、皆さんなりの、興味深い結果が見いだされ、学ぶことの面白さも感じられると思います。
最後に、これから合唱コンクールの練習も本格化します。皆さん一人一人の持ち味を発揮して、クラスで協力しながら、素敵な合唱を作り上げて下さい。期待しています。